中小企業経営

株式/株主

📓コトラーの資金調達マーケティング

投資家獲得戦略 『コトラーの資金調達マーケティング』という少し不思議な企画の本を取り上げる。 著者は、フィリップ・コトラー/ヘルマワン・カルタジャヤ/S・デイヴィッド・ヤングの3氏。共著であるのに、日本語版のタイトルは大きく「コトラーの~」...
組織の運用

リエンジニアリングで組織改革

組織を白紙に戻した米国 以前に書いた『リエンジニアリングで時短と経費削減』のコラムはアクセス数が多い。このときは業務改善としてのBPRを紹介したが、今回は経営戦略としてのリエンジニアリングについて述べてみたい。対象を小規模事業者や中小企業に...
生産性向上

弁護士・会計士などの専門家活用

変化への適応 社員数が数10名規模の上場ベンチャー企業の取締役構成を眺めてみると、弁護士や公認会計士が社外取締役として入っていることが多い。これは会社経営を管理監督する仕組みである「コーポレート・ガバナンス」のためという側面もあるが、相次ぐ...
組織の運用

小規模事業や中小企業の人材育成

月35,000円の企業研修 以前にも書いた通り、社会人1年目の新入社員研修は10か月もあった。その会社では新卒だけではなく、2年目、3年目と年度ごとの義務教育があり、さらには「年間に受講しなければいけない研修日数」も決まっていた。この研修日...
経理/財務

メインバンクと企業の関係

メインバンク ビジネスを始めるとき、それが個人事業でも法人でも銀行口座を開設するのが通常だ。しかし、いざ口座を開設するときに、必ず迷うのが、どこの金融機関でつくったらいいのかということだ。実店舗のある都市銀行(メガバンク)や、地方銀行、第二...
経営戦略

経営戦略としてのIR

投資家向けの会社情報発信 「個人投資家」と聞いて、どういう人物を想像するだろうか。では、「機関投資家」はどういうイメージだろうか。上場企業の役員として彼らとの接点を持つまでは、まったく具体的なイメージを持っていなかった。ときどきテレビで見か...
リーダーシップ

📓巨象も踊る

病んだIBMの驚きのCEO人事 『巨象も踊る』は、1980年代まで米国の象徴的な超優良企業だったIBMの再建物語だ。IBMは1990年代初頭に始まったIT業界のダウンサイジングやオープン化の大きな波にのまれ、あっという間に「病んだ巨大企業」...
リスク管理

契約書・契約文書作成の基本

契約書は必要か 社会人になってから生まれて初めて関わることになり、「これは参ったな…」と感じたもののひとつに『売買契約書』と『ライセンス契約書』の締結がある。今でいう B to B(法人対法人)ビジネスの営業職だったときの話だ。お客様もこち...
組織の運用

組織を活性化するインセンティブ報酬

インセンティブ・プラン 社会人1年目の10カ月におよぶ新入社員研修を経て、そこから約10年間は「コミッション・セールス」として働いた。コミッションというのは歩合給のこと。売上高や利益といった会社が定めた指標の達成度に応じて報酬が支払われる。...
経営戦略

ベンチマーキングの導入

ベンチマーキング 既に何度かご登場いただいているピーター・F・ドラッカー氏は、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コア・コンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み、発展させたマネジメントの父と言われる。今回は、...
経営戦略

合併と簡易合併の概要

合併は事業再編の1手段 以前にも書いたが、 45~55歳の10年間で、事業の売買と会社の売買を4つ経験した。そのうち2つは自分自身が中心となって行った。今ではM&Aで事業再編するのは普通のことだ。実は企業の事業再編のために実際に使われる手法...
給与/報酬

中小規模事業者の人事制度

人材の重要性を再考する 2021年から2022年に、今さらながら脚光を浴びている人事制度・雇用制度に「ジョブ型」と呼ばれるものがある。欧米で一般的な「ジョブ型人事制度」は、雇用契約時に職務や勤務条件などを明記した「職務記述書(ジョブ・ディス...
経営戦略

新商品開発と市場分析/販路確保

新商品開発は終わらない 新商品をつくったり、新サービスを提供することはビジネスで生きていく者の運命だ。誰か他人がつくった商品やサービスを販売するとしても、その「販売サービス」に新しい価値を付加しないと、すぐにビジネスは成り立たなくなる。 市...
経理/財務

与信管理で取引先の信用状況把握

与信管理を徹底しよう 『与信管理』という言葉を聞いたことがあるだろうか。経理部門に配属になったり、販売管理を担当するようになれば聞くだろうが、一般的には聞きなれないはずだ。もちろん、会社の規模と無関係に、経営者は知っていなければいけない言葉...
ブランディング

グローバルニッチトップ企業

成熟期に生き残るために どんな製品、どんなサービスでもそのマーケットには「ライフサイクル」というものがある。市場に投入されてから淘汰されるまでの間を、開発→導入期→成長期→成熟期→衰退期という各段階で考えるのが一般的だ。 例えば、製品市場が...