利益計画の策定と実施・管理について
目標利益設定が大切 「利益計画」というのは、利益に関する総合的な計画のことだ。会社の経営理念やその年の方針の具体化として目標利益を決め、その目標利益を達成するように計画を策定する。最近の経営では目標利益を達成するために、いかに収益をあげ許容...
📖岩井克人著『会社はだれのものか』
日本型経営を見直す 今回は、あまり見直す機会のない「日本型経営」とその未来を論じた本『会社は誰のものか』を取り上げたい。サブタイトルが『お金よりも人間。個人よりチーム。会社の未来は、ここにある。』となっており、ここに本質が書いてある。著者は...
JIS規格・ISO規格に学ぶリスク管理
巨大・多様・複雑・国際化 2020年から始まった新型コロナウィルス感染症の世界的な拡大に伴い、社員の感染リスクを低減するために在宅勤務に切り替えた会社は多い。会社にとっては、「ひとりでも感染者がでると事業継続が難しい」という事業停止リスクを...
📖「儲かる仕組み」をつくりなさいー落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために
武蔵野の小山昇社長 会社経営を始めて、組織を動かし始めるとさまざまな壁にぶつかる。特に従業員に関しては悩みが尽きないはずだ。そんなときには、ヒントになるであろう過去の成功者の本や、悩んでいる経営者の支援するコンサルタントの本を読み、何かヒン...
📖その他大勢から抜け出す成功法則
リーダーシップ論の権威 今回は、アメリカで最も信頼されている「リーダーシップ論」の権威でもあるジョン・C・マクスウェル氏の著作『その他大勢から抜け出す成功法則 ~「何か必ずやる人」11の考える習慣術 』を取り上げたい。マックスウェル氏は学者...
📖経済学者たちの闘いーエコノミックスの考古学
2023年4月まで日銀の副総裁 中学校の社会科で、「日本銀行」はわが国唯一の中央銀行だと教わる。日本銀行は、「日本銀行法」によりそのあり方が定められている認可法人であり、政府機関や株式会社ではない。日本銀行法では、日本銀行の目的を、「我が国...
コスト削減と顧客満足を両立したセントレア
9年連続満足度世界一 「セントレア」の愛称で呼ばれる中部国際空港を知っているだろうか。この空港の管理・運営は、国土交通大臣・愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市と民間企業などが出資した中部国際空港株式会社が行っている。出資比率は民間50%、政府...
市場や競合を反映した事業計画
中小企業の計画策定の実態 独立や起業をするときに事業計画書をつくることが多い。事業を始めたあとは、事業計画書または経営計画書という名称で、内容を更新し、現実に合わせて修正を加えていく。自分が今どこにいて、これからどこに向かうかを可視化するも...
コスト削減策としての納期管理の基礎
納期管理の必要性 ここまでの数多くのコラムで生産性向上とそれに伴うコスト削減にふれてきた。この『びじぱぱノート』の検索カラムに”生産性”と入力して検索すると、業務の見直し、ITツール導入、適切な人材配置、アウトソーシング活用、会議の活性化、...
倒産と民事再生手続きの概要
倒産と民事再生 2023年4月10日、大手調査会社である東京商工リサーチは「2022年度(令和4年度)の全国企業倒産6,880件」という発表を行った。この発表の最後の部分に以下の記載があった。 件数は、コロナ禍の資金繰り支援策で記録的な低水...
📖先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった
名物社長・松浦元男氏 今回取り上げるのは、ずいぶんと長いタイトルの本『先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった』だ。世界一といえば普通は大企業なのだが、「世界一の小企業」とは最初から恐れ入る。テレビのニュース番組や経済番組で、目に...
従業員持株会の基本と関係法令
従業員持ち株制度 入社した会社に「従業員持ち株制度」があった場合、会社側はその説明会をやってくれるはずなので、ぜひとも内容の把握のために参加を勧める。自分の場合、新卒入社した会社では従業員持ち株制度を利用せず、転職先でこの制度を利用した。転...
📖行本明説『最強の会議力ービジネスコミュニケーションの法則50』
社内会議は無駄なのか 以前に公開したコラム「社内会議を活性化したい」で、こんなことを書いた。 しかし残念なことに、多くの場合は社内会議に対する風当たりが厳しく、「時間の無駄」「コストの無駄」などの指摘を受けることがある。ここで改めて社内会議...
海外子会社設立時の組織と管理
中小企業の海外子会社 2023年5月以降、徐々に経済活動が回復しつつあるが、2020年から世界的に広がった新型コロナ感染症の流行により、既にグローバル化していた経済の流れがさまざまな分野でストップしてしまった。それ以前は、中小規模の会社や、...