経営戦略

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ファンを裏切らない商品開発:前編

ファンを裏切らない努力「あの会社がつくる製品が好き」とか「何十年もあの会社からサービスを受けている」という人は多い。「ファン」になってしまった顧客たちの発言だ。これはB2C(消費者向け)でもB2B(組織向け)でも同じことがいえる。日々変化す...
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「顧客満足」を書店の事例で考える

大きく変化した書店ビジネス若い頃は書店に行くのが大好きだった。そもそも読書が好きというのもあるが、書店によって「どの本が平積みになっているか」を眺めたり、書店ごとに異なる「コーナーづくり」にも興味があった。どの書店も商品である本は同じなのに...
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📓一回半ひねりの働き方

一回半ひねりとは今回は、平川克美著『一回半ひねりの働き方~反戦略的ビジネスのすすめ』を取り上げたい。この本は、最初に単行本として出版されたあと、『ビジネスに「戦略」なんていらない』と改題して新書化され、その後に元のタイトルで新書として出版さ...
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📓ネクスト・ソサエティ

最晩年の未来予測ここまで書いたさまざまなコラムで、P.F.ドラッカー氏の言葉を引用してきた。いよいよ著作物を取り上げる。日本で大ヒットした ”もしドラ” 、すなわち『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』の...
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資本関係のない非公開会社の買収

資本関係のない会社の買収事業の売買と会社の売買を4つ経験したということは以前に書いた。この売買には、上場企業として非公開会社を買収したケースと、その逆に、非公開会社として上場企業に買収されたケースの両方がある。今回は非公開会社の買収に触れて...
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アウトソーシングの戦略的導入

人件費削減とは別の発想スモールビジネスを始めたあと、必ず立ちはだかる壁がある。それは「人材の確保」だ。今は会社規模がそれなりであっても、必要な人材の採用や、継続的に働き続けてもらうのが難しい時代だ。こういう時代こそ、スモールビジネスの経営者...
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社債と新株予約権付社債

社債は直接金融社債というのは、企業が資金調達の手段として、投資家から資金を募る際に発行する有価証券だ。社債には返済期日や利息率が記されており、企業が投資家に対して発行する「借用証明」の役割を果たしている。『メインバンクはスモールビジネスに必...
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経営戦略としてのIR

投資家向けの会社情報発信「個人投資家」と聞いて、どういう人物を想像するだろうか。では、「機関投資家」はどういうイメージだろうか。上場企業の役員として彼らとの接点を持つまでは、まったく具体的なイメージを持っていなかった。ときどきテレビで見かけ...
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ベンチマーキングの導入

ベンチマーキング既に何度かご登場いただいているピーター・F・ドラッカー氏は、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コア・コンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み、発展させたマネジメントの父と言われる。今回は、こ...
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合併と簡易合併の概要

合併は事業再編の1手段以前にも書いたが、 45~55歳の10年間で、事業の売買と会社の売買を4つ経験した。そのうち2つは自分自身が中心となって行った。今ではM&Aで事業再編するのは普通のことだ。実は企業の事業再編のために実際に使われる手法は...
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新商品開発と市場分析/販路確保

新商品開発は終わらない新商品をつくったり、新サービスを提供することはビジネスで生きていく者の運命だ。誰か他人がつくった商品やサービスを販売するとしても、その「販売サービス」に新しい価値を付加しないと、すぐにビジネスは成り立たなくなる。市場の...
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環境に応じて変化する組織

組織の形成会社にしろ公的機関にしろ、なぜ「組織」をつくるのだろうか。ひとりで何もかもやるより合理的で成果が出やすいからなのか。社会に出てすぐに就職すると、組織があるのは当然なので、このような疑問を持つことはないだろう。ところが、独立してひと...
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顧客ロイヤルティ・マーケティング

そもそもマーケティングとはビジネスの世界では「マーケティング」という言葉をよく耳にする。販売促進策を示す場合が多いため、広告宣伝や市場調査、データ分析結果の反映など、立場によってさまざまな捉え方があるように思う。ピーター・F・ドラッカーは、...
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産学連携と技術移転機関

国際競争力のための産学連携「大学発ベンチャー企業」を知っているだろうか。21世紀に入ってすぐに、文部科学省と経済産業省が発表した基本方針に基づく『起業促進』とも取れる政策だ。今も昔も、日本人で起業しようと考える人は極めて少ない。事業の核とな...
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事業の目的は顧客の創造

顧客開拓は全員の仕事どんなビジネスであっても、顧客がいなければ事業は成り立たない。顧客が個人であれ法人であれ、既に取引のある相手との継続取引もあれば、まったく新規に取引を始める場合もある。法人相手の場合、継続取引を担当する営業の代表格が「ア...