中小企業経営

経営戦略

前向きで戦略的な事業撤退の考え方

選択と集中を実行する 会社を経営するに際し、「新規事業への進出」「新商品の発売開始」などの取り組みは、成長していくうえで欠くことのできないものだ。例えば、今ではたいていのものを購入できる「Amazon」。創業当初はオンライン書店だった。そこ...
給与/報酬

高齢社員の増加と職務給導入

高齢社員の増加による問題 2021年6月に「令和3年版高齢社会白書」が内閣府のホームページで公表された。高齢社会白書は、高齢社会対策基本法に基づき、1996年(平成8年)から毎年政府が国会に提出している年次報告書であり、高齢化の状況や政府が...
業務改善

社員のスマートフォン利用を再考する

スマートフォンのビジネス利用 2021年9月、株式会社NTTドコモのモバイル社会研究所は、この12年間の国内におけるモバイル ICT の利用動向をまとめた「モバイル社会白書 2021 年版」を、無償で公開した。この白書によれば、2010年か...
組織の運用

リフレッシュ休暇制度の導入ポイント

特別な休暇制度 スモールビジネスを始めて最初にやることのひとつが「就業規則」の整備だ。就業規則を作成するに際し、それまで自分が勤めていた会社のものを参考にしたり、外部から手に入れたひな型を読んでみたりすると、休暇にはいろいろな種類があること...
法律への対応

開始から12年「裁判員制度」の概要

裁判員制度の概要 裁判員制度は、国民から無作為に選ばれた裁判員が、殺人・傷害致死などの重大事件の刑事裁判で裁判官と一緒に裁判をするという制度だ。小泉政権の時代の2004年5月に「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」 が成立・公布され、20...
株式/株主

株式交換制度の手続き・税務・活用

株式交換制度の概要 これまで経験した4つのM&A(合併と買収)のうちのひとつは「簡易株式交換」により実行された。このときの適時開示資料の冒頭部分にはこんな内容が書かれている。 当社及びA社は、本日開催の両社の取締役会において、当社がA社の株...
組織の運用

みなし労働時間制と裁量労働制

賃金に関わる制度 学生のときのアルバイトは労働時間に対して時間給で支払われるのが普通だ。これは社会に出ても原則として同じなのだが、職種によっては「裁量労働制」とか「みなし労働制」で賃金が支払われることがある。特に、営業職や研究職の求人募集要...
デジタル活用

ERP:統合基幹業務システム入門

ERPの概要 情報通信の世界は、3文字略語であふれている。社会に出てビジネスの世界に飛び込むと、ERP、CRM、DWH、SFA、BPMといった3文字略語に対して反射的に「あれのことだね」と分かる必要が出てくる。なぜなら、情報通信は、効果的・...
M&A

M&A超入門(4):買収監査の要点

M&Aは任意の取引 事業の売買と会社の売買を4つ経験したということは以前に書いた。前回は非公開会社の買収について書いたので、今回は買収に際しての「監査」に触れてみたい。会社は、経営環境の変化に伴って、事業の選択と集中による経営資源の最適化を...
リスク管理

ダメージを和らげる損害保険の種類

予期せぬダメージを緩和 会社を経営していると、予想もしなかったリスクを背負うことがある。それは、経営陣や主要メンバーのけが・病気、得意先の倒産、従業員が起こす事故、地震などの自然災害と多種多様に及ぶ。2020年から始まった新型コロナ感染症に...
業務改善

スモールビジネスは日報を活用しよう

管理者から見た日報 社会人になり、営業職としての毎日を締めくくったのが「セールスメモ」を書く仕事だった。セールスメモとは、要するに営業日報だ。その日の活動内容と結果、所感や次のアクションを記述し、上司の机上に置いておく。翌朝には上司がコメン...
知的財産

商標登録・出願の基礎知識

商標は商品の目印 自分が提供するモノやサービスを、他と区別するのに「商標」を利用することがある。商品名やトレードマークだ。商標と聞くと、なんとなくロゴマークとか覚えやすい名称のことを示しているイメージがあるが、他と区別できるくらい有名になれ...
人を育てる

スモールビジネスの社外研修活用

社外研修の多様なメリット 2021年8月に公開したコラム「スモールビジネスの人材育成」の冒頭部分にこんなことを書いた。 スモールビジネスにとって人材育成への「投資」をどのように考えるかは、経営者の悩みのひとつだ。社員数がそれほど多くないこと...
業務改善

真っ当なコストダウンの実践

目的は利益と生産性 「どんなに頑張って売上を伸ばしても利益がでません」という状況は本当に最悪だ。徹夜して働いた従業員に業績賞与として利益還元できない会社は、そのうち消えてなくなる運命だと思って間違いない。利益を出すためのコストダウンは、会社...
組織の運用

一般的な「職能資格制度」超入門

職能資格制度 ここまでいくつかの給与関連/組織関連コラムで、「職能給」について触れたが、そのベースになっているのが「職能資格制度」だ。世の中でよく耳にする「部長」「課長」が職能資格の代表格だが、会社の大きさやその会社の考え方によって、各職能...